人間のライフサイクル論

人の人生は、
どんな人でも、
はじまりと終わりがある。

その人間のライフサイクルを、
4段階にわけ、
太陽の運行になぞらえながら
それぞれの段階の特質を説明したものが
「ユングのライフサイクル論」です。

目次

ライフサイクルとは?

人生は一度きりだと
わかっていても、
人はどうしても、
日常の中ではそれを実感できないものです。

でも、
身近な人の死や、
生命に関わる病を抱えるなど、
死に直面するような出来事を経験した時、
これまでの価値観が変化します。

私自身も、
両親が他界して、
人生とは何か?
人はどう生きるべきか?
と考えるようになりました。

では、
ライフサイクルとは何でしょうか?

レビンソン(1978)によると、
「出発点から終了点までの過程または旅」であり、
人の一生にはいくつかの時期や段階があり、
それぞれ固有の特徴があるといいます。

一生を季節に例えると、
「春、夏、秋、冬」となるし、
一日に例えれば
「夜明け、午前、正午、午後、夕暮れ」
と言ったイメージで特徴を表すことができるためです。

ユングの「ライフサイクル論」

ライフサイクルの心理学的研究は、
ユング(1946)から始まリました。

人間のライフサイクルを
4段階にわけ、
特に「人生の午後の課題」と
「人格のあり方」に着目。

ここに
ユングによる「人間のライフサイクル論」を
作成してみました。
(図:桜井香)

図を見るとわかるように、
太陽の運行をなぞらえて作成されているため、
誕生を日の出。
死が日没となります。

これを見ると、
ちょうど南中点にあたる部分が
40歳ごろの中年期の転換期。

このライフサイクル論は
人生80年を基本に作られているため、
ちょうど半分の40歳が真ん中になります。

しかし現在では、
人生100年時代の到来と言われているように、
長寿社会になり、
真ん中にあたる部分が50歳と考えることもできます。

とはいえ、
寿命が100歳であっても、
健康的に活動できる時期は
もう少し前になるため、
人生を考える際は、
その辺りも考慮しておく必要があるでしょう。

そして、
特に注目されているのが、
ちょうど真ん中にある場所
「中年期の転換期」なのです。

中年期の転換期

ライフサイクルの中で、
成人前期と中年期の境目である、
ちょうど南中点にあたる部分が
「中年期の転換期」となります。


最大の危機は「中年の転換期」である

とユングは考えました。

ユングはこの時期のはじまりを
「40歳ごろ」としました。

人生の午後は、
今までのような午前と同じではなく、
自分の人生を考える時期になる。

そして
この時期の課題は、
自分に対して真剣に向き合うことである。

としました。

この時期になると、
仕事のこと、
子どものこと、
これからのことなど、
様々な悩みが増えてくるでしょう。

このままの毎日で良いのだろうか、
まだ自分にはやれることがあるのではないだろうか、
これまでもっとやれることがあったのではないだろうか等

過去を振り返ったり、
戸惑ったり、
年齢を重ねることへの不安や、
お金の不安なども感じるようになります。

このタイミングで
今までの生き方を変え、
人生を再設計すること人もいれば、
そのまま変わらない日々を選ぶ人もいます。

老年期

年齢を重ね、
それまでの生き方が外見に表れたり、
その人の考え方次第で、
毎日の生活が全く違うものになる時期。

組織に属していた人は
長い仕事生活を終えて、
時間の使い方を考え直していくでしょうし、
社会から離れたことで
生きがいをなくしてしまう人もいます。

しかし今までとは違い、
これからの長寿時代には、
この時期からの生き方が多様化してくると言われています。

老後にのんびり・・
と言った生活ではなく、
これからは引退年齢も延び、
長く働くという人生が待っているでしょう。

このように、
人生を全体的に見ていくことで、
今自分がどのあたりの位置にいるのか、
そしてこの先、
どんな人生を生きたいのか等と、
考えるきっかけになるでしょう。

引用文献:性格心理学への招待(改訂版)

桜井香音声プログラム
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