「なぜ行動することが怖いのか?」精神科医の先生に聞いてみた

なかなか行動できないのはなぜだろう

なかなか行動できないことは自分でもわかっている。思い切って動いてしまった方がいいのはわかっている。でもそれでもなかなか身体が動かない。そんな自分が嫌になってまたま悩んでしまう。そんな人はとっても多いと思います。今回は、精神科医の宇谷悦子先生に、その理由をお聞きしました。(voicyは記事の最後にあります)

自分の中での抵抗

やらなくちゃと思っていても、すぐに行動できないのは、自分の中での抵抗や、そんなことをしたら恥ずかしい・・というような思いが邪魔してしまうから。過去の経験や、親からの教え、そして、自分の中の社会的な常識などから、自分を不安にさせる概念が起きてしまうからなのです。

行動をすることで、自分が目立ってしまう、または、失敗したらどうしよう・・というような観念が刷り込まれていることで、実際の行動を邪魔してしまうのだそうです。

では、なかなか行動できない人に対して、行動力のある人が「もっと動きなよ」「どんどん行動しよう!」と言ったら、その人は動けるのか?というと、答えはNO。モチベーションが高かったり、エネルギーが強い人は、なかなか行動しない人を見て「なんで行動しないの?」「行動してなんぼだよ!」ということがあります。

が、しかし、外側からいくらやれと言われても、言われれば言われるほど、その本人は辛いだけなのです。

自分の内側と向き合う

実際に自分から行動しようと思えるようになるためには、まず、自分の内側に向かわなくてはいけないと言います。
どうして自分ができないのかを知ること、過去を振り返ること、そして、何に恐れているのか、これをやったらどうなってしまうのか・・という洞察が必要になります。人に言われて無理やり行動するのではなく、主体的に行動できるようになるためには、自分の内側に向かい合って、その理由を整理することからはじまるのです。

自分が本来やりたいことではない

そして、なかなか行動できない理由の中に、本人はなかなか認めたくないことが多いのですが、「自分は本当は、それをやりたいと思っていない」ということがあります。

例えば、その行動をするチャンスやきっかけが、目の前にたくさんあるにもかかわらず、実際にはやらないままで数年間を過ごしている場合、「本当はそれを現実にしたくない」という事実が見えてくることがあります。そこには、新しい世界にいくことへの恐怖や、自分の生活が変わってしまう怖さ、心の奥底にある見えないものが、実際にその状況になってからわかることが多いのです。

Voicy「日経Xwomanで自分磨き」

今回のVoicy「日経Xwomanで自分磨き」の中で、精神科医の宇谷悦子先生より「行動するのはなぜ怖いのか」という質問を通してお話を伺いました。チャプターの7番より「女性のお悩み相談」を聞くことができます。

2023年1月6日放送
【学び】40代で学びから逃げると「仕事人生を全うできない」自分を高める大人の学び方(桜井香)配信」

「Voicy」はこちらから聴けます😊

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この記事を書いた人

桜井香(KAORI SAKURAI)
Life Redesign代表/ライフキャリアコーチ/日経Xwomanアンバサダー/Voicy「日経Xwomanで自分磨き」金曜パーソナリティ/2023年「日経Xwomanアンバサダー「Voicy賞」受賞

2017年起業。人生を変えたい、自分の資格や強みを活かして働きたい、さらにステージアップをしたいという女性を中心に、長期講座の講師やコンサルティング業を通して約700名をサポート。プライベートでは夫と14歳の長男との3人家族。2021年秋から20年数年ぶりに社会人大学生となり、2023年9月に目標とおり2年間で卒業。
現在は、より充実した人生を送りたい、自分らしく生きていきたい、働き方を変えたいなど様々な女性の悩みに向き合う活動と両立しながら、大学院進学を目指して勉強を進めている。

「桜井香/音声Program(無料プレゼント)」

音声レッスン73分&ワーク24ページ

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