女性の人生はライフステージの変化によって大きな影響を受けるものです。結婚や育児によって止むを得ず専業主婦になり、隙間時間で資格を取ったり、何かしらの学びをすることで将来に備えている人が多い中、実際に子育てが落ち着いて社会に復帰しようとしても、年齢を重ねブランクのある女性が、家事育児と両立しながら能力を活かす仕事に就くことはなかなか難しく、仕事の選択肢が限られた中で、パートや非正規雇用として働くことに不安を感じている女性たちがたくさんいます。

これからの時代は、少子高齢化による労働人口の減少と社会保障の変化から今まで以上に⻑く働く必要があるものの、世帯主が家計を支え女性が家庭に入り家事育児に専念するという仕組みが現在の女性のキャリアに大きな影響を与えているのではないでしょうか。子育てが落ち着き、自分の時間が増えてきたとき、年齢に縛られることなく再び社会で活躍できるような事業を展開し「女性たちが仕事 を通して幸せに生きる社会を創る」というゴールに繋げていきたいと思っています。

女性の人生は、自分のためというよりも誰かのために生きることが多くなりがちです。家族のため、子どものため、自分のことを振り返る余裕のないまま長い年月が過ぎ、いざ自分の時間ができたときに「何をしたらいいのだろう」と悩んでしまう女性たちをたくさん見てきました。やりたいことや好きなことがあっても、それを叶えるためには時間やお金などがかかることも多く、自由がない女性たちにとっては、それらは高いハードルになってしまうのです。でももし「自由」があったとしたら、人生の選択肢はもっと拡がっていくのではないでしょうか。その自由とは「経済的な自由」「精神的な自由」「時間的な自由」「身体的な自由」の4つであると私は考えます。