年齢を気にして、
新しいことに挑戦することを
諦めてしまう人は多いものです。
しかし、
年齢を重ねてから創業し、
大きな成功を成し遂げた経営者も多く、
その中にはこんな方々がいます。
KFC創業者 〜ハーランド・デーヴィッド・サンダース〜
ケンタッキー・フライド・チキンの創業者として有名な
「カーネル・サンダース」という愛称で知られている
ハーランド・デーヴィッド・サンダース。
貧しかった家庭を支えるため10歳から働き、
その後、40以上の職を転々とし、
やがて30代後半でガソリンスタンドの経営をはじめます。
しかし、そのガソリンスタンドが潰れてしまい、
その敷地内に、小さなカフェレストラン
「サンダース・カフェ」を開きます。
1930年に国道沿いにオープンした
「サンダース・カフェ」は、
席数も140席を超えるほどの人気のレストランでした。
しかし高速道路ができ、
車が国道を通らなくなったことで、
売り上げが激減していき、
店の経営は悪化の一途を辿り、
店を売却することになります。
このとき、
サンダースは65歳。
手元のお金もなくなり、
余生を年金で暮らすという人生を考えますが、
この後の人生を「自分にできることをする」と決めたのです。
65歳からの挑戦
サンダースには、
秘伝のスパイスのレシピがありました。
このスパイスを提供し、
その調理法を伝授し、
契約料を受け取るというビジネスを考え出します。
サンダースは、
圧力釜とスパイスを車に積み込み、
アメリカのレストランを多数回っていきました。
寝るのは車の中、
食事は試作品のフライドチキン。
そんな日々を送りながら、
飛び込みでレストランを訪れ、
何件も何件も門前払いをされる日々を過ごしていました。
断られた回数は、
1009回。
何度断られても、
諦めることなく売り込みを続けているうちに、
サンダースのフライドチキンは評判を呼び、
契約を求めるレストランが増えていくようになるのです。
フランチャイズ化の成功
サンダースはこうして、
フライドチキンのフランチャイズ化に成功。
フランチャイズ権を売却した時には、
74歳になっていました。
そしてその時には店舗も600を超えていたのです。
90歳で人生を終えるまで、
世界中の人たちに親しまれ、
その味は今でも多くの人に愛されています。
サンダースが残したこの言葉は、
私たちを勇気付けてくれるでしょう。
「私にはたった二つのルールしかなかった。
KFC創業者 /ハーランド・デーヴィッド・サンダース(カーネル・サンダース)
できることはすべてやれ。そしてやるなら最善を尽くせ。
これが何かを達成する感覚をつかむ唯一の道だ。」
年齢を言い訳にできない〜遅咲きの成功者から学ぶこと〜
今からじゃもう遅い・・
これから新しいことをはじめるなんて無理・・と、
そんな言葉が言い訳に感じられてしまうほど、
「遅咲きの成功者」から、
たくさんの勇気をもらうことができます。
ここまで偉大な人たちの例だと、
実感が湧きづらいかもしれませんが、
どんな人でも最初から偉大だったわけではありません。
周りからなんと言われようと、
普通じゃ遅いと思われるようなことでも、
本気で人生を変えようと思えば、
いつからでも人生は変えられるのです。
桜井香

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