コーチングスキルの中に「フューチャーペーシング」というものがあります。
普段の生活の中では日常の常識などにとらわれてしまうことで、自分の枠を超えた夢や目標を設定することを諦めてしまうことがありますが、このフューチャーペーシングを使って、なりたい自分に現実を近づけていきましょう。
「フューチャーペーシング」とは?
「フューチャーペーシング」とは、未来の理想の自分の姿に、現在の自分の姿を合わせていくことです。
実際のコーチングセッションでは、「フューチャーペーシング」によって、あなたの夢や目標を具体的にイメージしていただき、その時のワクワクとした感情を感じていただきながら、その未来がすでに叶っていることを前提に進めていきます。
未来がどうなっていくのかを一緒に見ていくことは、自発的な行動に繋がります。自分の未来の夢や目標が、実際にすでに叶っているものとして、その場面を想像し、言葉にしていきます。

「ありたい自分」へ質問してみよう
コーチングでは、「なりたい自分(未来の自分)ならどう答えるだろう?」と考えながら、質問に答えていきます。
例えば、「3年後の今日、新しいオフィスで新事業をスタートしている」という理想(夢や目標)を持っていた場合を例にしてみます。
- 3年後の〇年○月○日のあなたの目には何が見えていますか?
- その日の自分の周りには誰がいますか?
- その人たちはどんな言葉をかけていますか?
- どんな音が聞こえますか?
- どんな気分ですか?
- どんな仕事をしていますか?
- その日(3年後)の自分は今の自分にどんなアドバイスをしますか?
叶った前提で話をする
ありたい自分や、夢や目標を現実のものにするためには、まずはじめにその状況を具体的にイメージすることがとても大切なポイントになります。イメージをした未来を現実のことのようにその感情を味わうためにも、この「フューチャーペーシング」はとても効果的です。

例えば・・
「仕事が順調で毎日が充実している」
「周りには自分の価値観にあった優秀なスタッフと共に働いている」
「日当たりの良いオフィスの窓からは真っ青な空が見える」
「講演会の打ち合わせをしている」など
実際に夢を現実にしたい日にちを設定し、その日に移動するイメージを持ちながら「現在進行形」で話を進めてみてくださいね。

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