人の表情は「本音」が見えやすく、
目の動きなどでもその気持ちが表れることがあります。
話している時に、相手の目線がどこに向いているか?
目線がどんな動きをしているかで、
その人の心理状態がわかります。
目線の動きと脳の関係
何か考え事をしている時、
人は目線が動くことがあります。
そして、その目線の動く方向によって、
その人が何を考えているか?
どんな性格なのかがわかると言われています。
目線が動く理由は、
考え事をしたり、何かを思い出す時には、
脳に意識を集中する必要があるためです。
目線の動きも、
それぞれにパターンがあり、
左右どちらに向くかによっても違ってきます。
<右上を向く傾向がある人>
何かを考える時に、目線が右上を向く傾向がある人は、
左脳の動きが活発化している「左脳タイプ」です。
左脳タイプ
・言語能力が優れている
・計算が得意
・分析的、論理的に考える
<右上を向いている時>
今後起こりうる光景
数字や文章の組み立て
分析的、論理的なことを考えている
一方で、
何かを考える時に、目線が左上を向く傾向がある人は、
右脳の働きが活発化している「右脳タイプ」です。
<左上を向く傾向がある人>
右脳タイプ
・芸術的センスがある
・直感的、総合的に考える
・空間や図面をとらえることが得意
<左上を向いている時>
場所や空間をイメージしている
過去の経験や光景を思い出している
目は本音を語る
目や視線の動きには
隠そうとしても隠しきれない本音が表れます。
動揺した時に目が泳いでしまったり、
嘘をついていたり、
何か後ろめたいことがあった場合など、
相手と目を合わせることを避けてしまうのです。
そして、
それぞれの目の動きによって、
その人の心理状態がわかると言われています。
<目線を左右に動かす>
・周りに興味がある
・話に集中していない
<目線を上下に動かす>
・相手に興味がある
・話に集中している
<見下ろす>
・支配欲がある
・自分が格上
<目が合うとそらす>
・意識している
<キョロキョロする>
・無関心
・緊張
<上目づかい>
・甘え
・信頼
アイコンタクト
あえて言葉を交わさなくても
アイコンタクトでお互いの気持ちはわかるものです。
信頼関係を構築する上で大切なものの1つが
「アイコンタクト」です。
心理学者のナップによると、
アイコンタクトには、
意思の疎通や好意を伝えるという目的以外にも
反応を見る、敵意を示すといった意味もあります。
<アイコンタクトの意味>
①反応を見る
自分の意思がきちんと伝わっているか確かめるなど、
相手の反応や心情を見る。
②連絡をとる
目で思いを伝えるために、
相手の目をとらえようとする。
関わりたくない時は目を伏せる。
③好意や関心を示す
好きな人を無意識的に見る。
意識的に見る場合は、
相手の好意を確かめるとき。
④敵意を示す
威嚇するために睨んだり、
相手から攻撃された時にそらさないように
睨み合うなど。
目は心の鏡
「目は口ほどにものを言う」という言葉があるように、
言葉に出さなくても、目の表情だけで気持ちを伝えらる、
または、言葉で何を言っていても、
目を見れば、その人の本音がわかってしまうとも言われています。
アイコンタクトの多い人は
好感をもたれやすく、
逆にアイコンタクトが少なく目をそらしがちな人は
神経質な印象を与えてしまうということがわかっています。
アイコンタクトは
人種や文化によっても異なるため、
特に日本人は苦手とする人も多いです。
もし直接見るのが苦手な方は
鼻や眉毛のあたりを見ると良いでしょう。
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